留美さんと紅龍

とにかく留美さんは小さい頃から何でも思い通りになって贅沢で裕福で手に入らないものは何もなかった。それで無意識に上から目線みたいな態度が身についてて、対等に話せる人もいなかった。そんなときお目付け役みたいので紅龍に会って、唯一心を開ける存在になった。世界はみんな下らなくてつまらないけど、あなただけはちょっと違うのね、とちょっと幸せだった留美さん。それが淡い恋に変わるんだけど、物心ついて紅龍が兄だと気付いてがっかり。一緒にはなれないし、そんなことは彼女のプライドが許さない。だったらこんなつまらない世界なら壊れてしまえばいいと、すっかりやさぐれてしまう。紅龍は自分が原因だと知っているので、彼女が間違った道に行っていると気付いても見守るしかない。どうせなら地獄にまで一緒に。みたいな兄妹ヤンデレを期待してました。うわって感じです、自分が。と言うか、紅龍は正妻の子じゃないとか、そう言うことなのかな。小説では補完されるのか、ちょっと期待です。